Le Ciel 手付かずのお料理
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またか!という感じですが、あの老舗料亭で、お客の食べ残しを使い回していたことが発覚したようですね。
稚鮎のおどり揚げは二度揚げされ、刺身のツマは丁寧に洗い、客が手をつけたワサビさえも醤油に溶いてワサビ醤油に再利用・・・といった具合だったようで。
女将曰く、決して「食べ残し」ではなく「手付かずのお料理」であって、それをそのまま処分するのはもったいないので、日常的に使い回していたということだそうですよ。

う~ん。
一人ウン万円もする料亭でそれをされたら、誰だって怒りますわね。
何よりも、老舗と呼ばれる料亭の料理人なら、お料理を最良の状態でお客に食べてもらいたい、と考えるのが普通だと思うのですが、老舗にありがちなきわめて閉鎖的な経営体質の中にあっては、料理人もそれに従うしかなかったというのが実態なのでしょうか。老舗って何なんでしょうね?

さらに、「食べ残し」でも「手付かず」でも言葉の表現はどちらでもいいのですが、毎日、大量の料理がお客の胃袋に入ることなく調理場に戻ってくるんだろうな、ということが容易に想像できる老舗料亭の日常。
こういうところは接待で利用されることが多いのでしょうし、実はお客の方も美味しいものが食べたくて行っているのではないのかもしれません。伝統ある老舗料亭に席を設けること、そして料理の金額に意味があるのであって、料理の内容なんて誰も気にしていないのかも。二度揚げ或いは二度焼きされた鮎を食べさせられて、「これは何だ!」と味にクレームをつけた御仁は一人もいなかったの?・・・なんて、ちょっと意地悪なことを考えてしまいました。

ずいぶん前のことになりますが、一度だけあの老舗料亭の東京本店に行ったことがあります。もちろんプライベートではなく、仕事でたまたま訪れる機会があった、というだけなのですが。
一見さんお断りのその店は高い塀で囲まれていて、いかにも敷居が高そうな店構えでした。
その時まだ若かった私は、「私も将来はたまにはこんなところで食事ができるようになりたいなあ」なんてことを考えたりしたのですが、今となっては、そんなのバカバカしいとしか思えないというのが本音。
大阪のお店と一緒にしないでください!と、お叱りを受けてしまうかもしれませんが、「使い回し」をしていなくても、私は日常的にああいった料亭で食事ができるようなご身分でもないし、もっとリーズナブルなお値段で料理人の心がこもった美味しいお料理を出してくれるお店がたくさんあることを知ってしまった今となっては、あの本店に足を踏み入れることはもう二度とないだろうなと思います。

誰かの接待なら行っちゃうかもしれませんけどね。
そしてその際には、私もいくつかのお料理を「手付かず」のまま残してしまうのかもしれません。
ああ、もったいない。
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2008.05.11 Sun l いろいろ l コメント (0) l top

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