Le Ciel いろいろ
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筑紫哲也さんが亡くなられた。
大学時代、ジャーナリストになるのが夢だった私にとって、
筑紫さんは注目していた人物の一人だった。

好奇心、洞察力、反骨精神。
ジャーナリストに必要なものをすべて兼ね備えている稀有な人
と、ある著名人が筑紫さんのことをこう評していた。

ニュース23の多事争論。
学生のとき、ニュース番組やドキュメンタリーを見ては、よくノートに心に残った言葉を書き留めて、それに対する自分の意見を整理していた。筑紫さんの言葉もよくメモったものだ。
時には「まさにその通り!」と頷き、
時には「本当にそうだろうか?私はそうは思わない。」ということもあったけれど、
そうした中で、物事を多面的にとらえる、という大切な姿勢を教えてもらったような気がする。

最近のマスコミ報道を見ていると、「多面的にとらえる」という意識が欠如しているように思えてならないのだけれど。間口せますぎ。
一方的に書き立てて世間の人々を煽るマスコミ → それにすぐに影響される人々。
この頃特に、こういうパターンが多すぎて嫌になる。
送り手も受け手も、あまりに短絡的なのではないか?
まあ、結局はジャーナリストの端くれにもなれなかった私なので、偉そうなことは言えないけれど。

もちろん、筑紫さんのジャーナリストとしての考え方に対しても、賛否両論、
人それぞれ、さまざまな意見があると思う。
かくいう私も、ニュース23を放送している某局の入社試験で辛口の批評を口にしたこともあった。

ジャーナリストは常に権力の監視役(Watch Dog)でなけれなならない、と
それを最後の最後まで貫き通した筑紫さん。

まさかこんなに早く亡くなられるとは思っていなかったのでとても悲しい。
最近の訃報の中では一番ショックを受けた。

と同時に、ジャーナリストになりたかったあの頃の自分を思い出して、ちょっとため息が出たりして。
私は今、いったい何をやってるんだろうか。
学生時代の私が今の私を見たら、きっとがっかりするんだろうな・・・

あれから長い年月が過ぎて、時代の流れは大きく変わった。
そして私も。

筑紫さん風に言えば、
今、「この国」はどこへ行こうとしているのだろうか?


ご冥福をお祈りします。




2008.11.12 Wed l いろいろ l コメント (0) l top
折鶴

今、毎日少しずつですが、折り紙で鶴を折っています。
ある目的があり、ひとつひとつに私なりの願いをこめて。

この鶴の行方はまた後日アップします。


2008.08.29 Fri l いろいろ l コメント (0) l top
ここ数年は、大学生の就職活動(今は「就活」と略すらしいです)も、バブル期以来の売り手市場とのこと。団塊の世代がごっそり抜けた後の人員不足を補うという意味もあるのでしょうか。
そんな比較的恵まれた環境の中での就活を経て、この4月から社会人生活をスタートした新入社員たちも、そろそろ研修期間を終えて独り立ちをする時期を迎えているようです。

毎年、新入社員を○○型とその特徴をモノに例えて表現するのが恒例となっていますが、
今年の新入社員は、「カーリング型」なのだそう。
「優しく背中を押してあげて、氷をブラシでこするように働きやすい環境を作ってやらないと止まってしまう」のですって。なるほど!

新聞の記事で読んだのですが、イマドキの新入社員クンたち、
上司に飲みに誘われてもキムタクのドラマの日だからと断り、
仕事中に注意をされると、「今、パツパツなんで後でメールしてください!」
なんて信じられないような返事をするらしい。ひえ~。

○年前、私が新入社員だった頃のことを振り返ってみると、そんなの絶対にあり得ない!いや、許されない!状況でしたよ。

あっちの上司、こっちの上司と毎日のように飲みに誘われ、もちろん「喜んで!」お供させていただき、カラオケでは上司が好きそうな演歌を熱唱し、上司のグラスは決して空にならないようお酌をし、注がれたお酒は絶対に断らず飲み干し、ヘロヘロになりながらも連日のように終電orタクシー帰り。
それでも翌朝は、グループで一番先に出社してデスク周りの掃除から始まる一日。
ある日、上司の言葉に対して言い訳をしていた同期の同僚は、「あんな風に口答えをするなんて!」と先輩に叱られていたことも。

今の新入社員に言わせたら、こういうのこそ「あり得な~い!」なんでしょうね。
でも、新人時代にそんな風にして鍛えられた経験は決して無駄ではなかったと思っています。
今となっては懐かしい良い思い出です。

新入社員諸君へ
プライベートを充実させることも必要ですが、なるべく多くの諸先輩方と飲みに行く機会を作るべし!
若いうちにいろんな人からいろんな話を聞くということは、決して無駄にはなりません。
たとえくだらない話ばかりであっても・・・
後々になって効いてきます。
2008.08.01 Fri l いろいろ l コメント (0) l top
野茂英雄さんが引退を表明した。
コメントがとても印象的だった。

「僕の場合は悔いが残ります。」

引退するときに、「悔いのない野球人生だった」と言う人がいるけれど、自分は違う。
もっと投げたかった、ということらしい。
野茂らしいコメントだな、と思いました。

改めて言うまでもなく、
日本人がメジャーリーグで活躍する場を切り開いたパイオニア。
時が流れ、人々の注目の的がイチローに、松井に、松坂にと移り変わっても、
何度、戦力外通告を受けても、契約解除を言い渡されても、
現役で投げることのできる場所を探し続けたこの数年間。

野茂と私はまさに同年代なので、余計に思い入れがあるのかもしれませんが、
常にチャレンジし続ける彼の姿には心をうたれるものがありました。

同年代と言えば、桑田真澄さん、三浦知良さんもしかり。
桑田も、カズも、フィールドは違うけれど、
とてもストイックに、現役でプレーを続けることに拘っていた人たち。

スポーツ選手にとって、全盛期なんていうのはほんのわずかな期間でしかなく、
一般人よりもうんと早く、年齢という大きな壁にぶちあたり、
マスコミに好き勝手なことを書かれ、体の故障が増え、
精神的に非常に厳しい状態に追い込まれることも多いでしょう。

そんなとき、ふと頭に浮かぶ「引退」の二文字。
ファンの前で格好悪い姿を晒す前に、さっと身を引く。
確かにそれもひとつの選択。
引き際の美学っていうのでしょうか。

でも、最後の最後まで、どんなに年俸が下がっても、好成績を残せなくても、
とことん現役でいつづけることに拘る彼らの生き方を、同年代の一人として
私はすごく格好いいと思う。









2008.07.21 Mon l いろいろ l コメント (0) l top
またか!という感じですが、あの老舗料亭で、お客の食べ残しを使い回していたことが発覚したようですね。
稚鮎のおどり揚げは二度揚げされ、刺身のツマは丁寧に洗い、客が手をつけたワサビさえも醤油に溶いてワサビ醤油に再利用・・・といった具合だったようで。
女将曰く、決して「食べ残し」ではなく「手付かずのお料理」であって、それをそのまま処分するのはもったいないので、日常的に使い回していたということだそうですよ。

う~ん。
一人ウン万円もする料亭でそれをされたら、誰だって怒りますわね。
何よりも、老舗と呼ばれる料亭の料理人なら、お料理を最良の状態でお客に食べてもらいたい、と考えるのが普通だと思うのですが、老舗にありがちなきわめて閉鎖的な経営体質の中にあっては、料理人もそれに従うしかなかったというのが実態なのでしょうか。老舗って何なんでしょうね?

さらに、「食べ残し」でも「手付かず」でも言葉の表現はどちらでもいいのですが、毎日、大量の料理がお客の胃袋に入ることなく調理場に戻ってくるんだろうな、ということが容易に想像できる老舗料亭の日常。
こういうところは接待で利用されることが多いのでしょうし、実はお客の方も美味しいものが食べたくて行っているのではないのかもしれません。伝統ある老舗料亭に席を設けること、そして料理の金額に意味があるのであって、料理の内容なんて誰も気にしていないのかも。二度揚げ或いは二度焼きされた鮎を食べさせられて、「これは何だ!」と味にクレームをつけた御仁は一人もいなかったの?・・・なんて、ちょっと意地悪なことを考えてしまいました。

ずいぶん前のことになりますが、一度だけあの老舗料亭の東京本店に行ったことがあります。もちろんプライベートではなく、仕事でたまたま訪れる機会があった、というだけなのですが。
一見さんお断りのその店は高い塀で囲まれていて、いかにも敷居が高そうな店構えでした。
その時まだ若かった私は、「私も将来はたまにはこんなところで食事ができるようになりたいなあ」なんてことを考えたりしたのですが、今となっては、そんなのバカバカしいとしか思えないというのが本音。
大阪のお店と一緒にしないでください!と、お叱りを受けてしまうかもしれませんが、「使い回し」をしていなくても、私は日常的にああいった料亭で食事ができるようなご身分でもないし、もっとリーズナブルなお値段で料理人の心がこもった美味しいお料理を出してくれるお店がたくさんあることを知ってしまった今となっては、あの本店に足を踏み入れることはもう二度とないだろうなと思います。

誰かの接待なら行っちゃうかもしれませんけどね。
そしてその際には、私もいくつかのお料理を「手付かず」のまま残してしまうのかもしれません。
ああ、もったいない。
2008.05.11 Sun l いろいろ l コメント (0) l top
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